月のリズムと太陰太陽暦

普段、私たちが使用しているのは「太陽暦(グレゴリオ暦=西暦)」で、

太陽の運行を基にしており、明治になって日本に導入されました。

 

それ以前は、月のリズムと太陽の運行を基にした「太陰太陽暦(旧暦)」を使っていました。

1日は地球の自転を単位(24時間)とし、1ヶ月は月の満ち欠けを単位(29.5日)としています。

新月で1ヶ月が始まり、次第に満ちてゆき、中ごろ満月になり、徐々に欠けて行き、再び新月が訪れ、次の1ヶ月が始まります。これを12回繰り返し、1年になります。

旧暦の一日は、必ず新月になります。

 

そうして行くと、1年を365日(閏年で366日)としている太陽暦と、3年でほぼ1か月の差が出てしまう為、数年に一度「閏月」を設けて調整しています。 

 

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※2012(平成24)年は 旧暦で閏月があります・・・3月が2回

 旧 三月朔日=3月22日

 旧閏三月朔日=4月21日

 

【 二十四節気 】

四季 節気 旧暦 季節 新暦
立春(りっしゅん) 正月節 春の気が立ち始める 2月5日頃
雨水(うすい) 正月中 氷雪が溶けて雨水が多くなる 2月19日頃              
啓蟄(けいちつ) 二月節 冬ごもりの虫も出て来る 3月5日頃
春分(しゅんぶん) 二月中 春の最中、昼夜等分となる 3月20日頃
清明(せいめい) 三月節 春の気になって天地晴れ渡る 4月5日頃
穀雨(こくう) 三月中 春の雨がそそいで百穀が生ずる 4月20日頃
立夏(りっか) 四月節 夏の気が立ち始める 5月5日頃
小満(しょうまん) 四月中 陽気が天に満つる 5月21日頃
芒種(ぼうしゅ) 五月節 芒(のぎ)のある種を蒔時 6月5日頃
夏至(げし) 五月中 日の最も長い時 6月21日頃
小暑(しょうしょ) 六月節 少し暑くなる 7月7日頃
大暑(たいしょ) 六月中

暑さの最も甚だしい時

7月23日頃 
立秋(りっしゅう) 七月節 秋の気が立ち始める 8月7日頃
処暑(しょしょ) 七月中 暑さが漸く減退する 8月23日頃
白露(はくろ) 八月節 露が降りはじめる 9月7日頃
秋分(しゅうぶん) 八月中 秋の最中、昼と夜が等分となる 9月23日頃
寒露(かんろ) 九月節 露も次第に寒冷となる 10月8日頃
霜降(そうこう) 九月中 霜の降りはじめるころ 10月23日頃
立冬(りっとう) 十月節 冬の気が立ちはじめる 11月7日頃
小雪(しょうせつ) 十月中 雪が少し降りはじめる 11月22日頃
大雪(たいせつ) 十一月節 雪が大いに降る頃 12月7日頃
冬至(とうじ) 十一月中 日の最も短い頃 12月22日頃
小寒(しょうかん) 十二月節 寒さが次第に加わる 1月6日頃
大寒(だいかん) 十二月中 寒さの最も厳しい頃 1月21日頃

【 雑節 】

節分(せつぶん) 2月3日頃 季節の分かれ目(特に冬と春)。
邪気払いに豆をまく。
翌日は「立春」
彼岸(ひがん) 春分・秋分の日を中日として、
その前後各3日を合わせた7日間。

社日(しゃにち)

春分、秋分に最も近い戌の日

生まれた土地の神様=産土神
を祀る日。
春社には五穀の種子を祭って
豊饒を祈り、秋社には初穂を
供えてその成熟を祝う。 
八十八夜
(はちじゅうはちや)
立春の日から数えて八十八日目 「八十八夜の別れ霜」
晩霜の限度の目安 
入梅(にゅうばい) 梅雨に入る時期
太陽が黄経80度の点を通過する日
(太陽暦6月11日頃

半夏生(はんげしょう) 梅雨明けの頃
太陽の黄経が100°になる日
半夏という毒草が生じる時期。
田植えの最終期。
「チュウ(夏至)ははずせ、
 ハンゲ(半夏生)は待つな」 
土用(どよう)

立春・立夏・立秋・立冬の

直前、約18日間。
土用の間のうち、十二支が

丑の日を土用の丑の日という。

土旺が訛ったもので、
土気のんな時期を意味する。
五行説より、春は木、夏は火、
秋は金、冬は水を司り、
土は四季の間にある。

二百十日
(にひゃくとおか)
立春の日から数えて二百十日
(太陽暦で9月1日頃)
八朔(旧暦8月1日)と、
二百
十日、二百二十日は、
天候になる農家の三大厄日。

台風襲来の時期とされる。
二百二十日
(にゃくはつか)
立春の日から数えて二百二十日
(太陽暦で9月11日頃)